災害支援プロジェクト

理事長からのメッセージ

2011年3月11日午後2時46分に起きた未曾有の東日本大震災から1年半の時間が過ぎました。

日本心療内科学会として、まず、東北支局会員の安否の確認とお見舞いを申し上げ、 被災地の現状を東北支局会員の方々より伺い、募金委員会、被災地医療支援委員会、震災広報委員会の三つの委員会よりなる【日本心療内科学会災害支援プロジェクト委員会】を立ち上げました。

学会では、この災害支援プロジェクトを今後も継続して行い、今後起こりうるあらゆる災害時にも即座に学会として対応していくために、学会の事業に組み入れる定款の変更案を作成し、2012年11月17日に開催された第9回定期総会の場で会員に諮り、承認が得られました。これから千葉県へ定款変更申請を行います。

今後の活動については、現在活動している岩手県医師会高田診療所心療内科（岩手県陸前高田市）への会員医師およびコ・メディカルスタッフの派遣支援のみならず、被災地における医療従事者に心療内科的アプローチの研修会を計画し、また、一般市民の方々に向けて、災害の際に生じるストレス関連疾患に気づいてもらい、容易に心療内科を受診していただくための企画も検討し、実施していきます。

特定非営利活動法人 日本心療内科学会　理事長 中井 吉英
2012年11月